第12回
“内定後の悩みあれこれ”とこれからのこと
(3)について。主観ですが、私はその考えには反対です。但し、あなたが大学院へ行くことで、スペシャリストになりたいと考えるのであれば、その選択は正しいと思います。そうではなく、辛いから後回しにしてしまおうという後ろ向きな気持ちでは、あなたのためにならないと考えています。なぜならば、大学院生に対して、面接官として必ず聞く質問が用意されているからです。
「あなたはなぜ大学院へ進学しましたか」
「学部生のとき、就職活動はなさらなかったのですか」などです。
後回しにしたあなただとしたら、これらの質問にしっかりと答えることができますか?私が実際に面接官として出会ったケースでは、殆どの学生が胸を張って答えることができません。心の中に多少の後ろめたさがあるからなのかもしれませんね。
しかし、前記したように「進学してやりたいことがある」という目的がはっきりしているなら、そんな心配はいらないでしょう。進学するのであれば、現状から逃げるための場所にするのではなく、新たなチャレンジとして肯定的な気持ちを持って結論を出してほしいと思っています。
いかがでしょうか。あなたにもあてはまる内定後の悩みがありましたでしょうか。
余談ですが、私の“マリッジブルー”の話を聞いてください。私はとにかく仕事が大好きで、30歳まで結婚には全く興味がありませんでした。家族はそんな私を心配し、見合いの話までもってきましたが、もちろんそれにわき目も振らずとにかく仕事一筋でした。そんな私にもご縁があり、恥ずかしながら35歳で結婚しました。その時のこと。あと1週間で結婚式という頃から、「私の結婚は間違っているのではないかしら」「結婚なんてすべきではなかったのではないかしら・・」って気になる、気になる!もうどうしようもありませんでした。俗にいうマリッジブルーという症状にこの私もかかってしまったわけです。しかし、結婚式の2日前にその気持ちはすっかり解消することができました。それは母の一言です。「バカねえ。イヤなら戻ってくればいいでしょ!」って。
恥ずかしながらドライな母(苦笑)です。しかし、その一言が私を救いました。母はこうも言いました。
「ご縁があったことに感謝しなさい。そして自分で決めたことを途中で投げ出しては相手に失礼でしょう。だから一歩踏み出してみなさい。やってみなければ分からないこと。それでもあんたがどうしても辛い時があれば、あんたの家はここにあるから」って。
涙が出てきました。おろおろしていた私に、目を覚まさせてくれた母に対する感謝の涙だったと思います。
つまり、私は私なりに、“片目をつぶって”結婚しようと決めました!もしも両目をつぶって結婚してしまったら、良いことも悪いことも自分で判断することができなくなります。それでも両目をあけて、重箱の隅をつつくように相手を見据えていたら、何もかもが不信感となってしまうだろうと思いました。そこで私が考えた結論は、片目をつぶること。相手を信じながらも、自分の意思は持ち続けるという生き方をしようと思ったわけです。
結果として、恥ずかしながら、母の言うとおり(??)2年半程度で離婚をしました。後悔はまったくしていません。結婚した理由は、「結婚しても好きな仕事を続けていい」といってくれた男性であったからなのに、結婚したあとすぐに、「仕事をやめてくれ」と言われたからです。単純な私、そして仕事が生きがいだった私は、女としての平凡な幸せよりも、自分らしく生きること、信念を貫く道を選んだことになるでしょう。これは、母に言われたからではなく、自分で決めたことだから後悔しないのだろうと思います。皆さんも、社会人になる前に、進学のことも、どの企業にすればいいかを決めることも、あれこれ悩むだろうと思いますが、しっかりと自分と向き合い、自分が後悔しない結論を見つけてほしいと願っています。
1人で悩むことをせず、友達はもちろん、ご両親に相談してみましょう。親というもの、基本的には、いつでも子供の幸せを願っているはずです。一人で無理をせず、時には甘えて相談することをお勧めします。
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