第12回
“内定後の悩みあれこれ”とこれからのこと
皆さん、こんにちは。
関東地方は例年より数日早い梅雨入りをしたそうです。雨は嫌いですが、それでもこの時期、私には毎年一つの楽しみがあります。それは紫陽花を愛でること。長崎県で生まれ育った私にとって、紫陽花はオタクサという別名でも知られています。かつてシーボルトが愛した女性の名前を紫陽花につけたのが由来だそうです。淡いブルーや紫、そしてピンクまで、皆さんはどの色が好きですか?大きな葉っぱにカタツムリを見つけたときは、つい子供の頃懐かしく思い出したりもしています。皆さんは、とにかくハードな毎日をお過ごしになり、そんな心の余裕などない!!って声も聞こえてきそうですが、時には自然をゆったり楽しむ心の余裕もほしいものです。動物がもしかしてストレスを感じないとしたら、それは雨の日も風の日も雪の日も自然の中でじっと耐えて、自然の中で工夫して過ごしているからなのかもしれません。人間はそうはいきませんよね。あっちが痛いとか、あの人嫌いとか、雨は大嫌いとか(これは私ですが)、暇さえあれば、文句ばかり、グチばかりを言いたくもなります。だけどそんなときは、精神衛生上きっとよくないはずです。ストレスを感じる就職活動だからこそ、時に心を無にできるような時間を意識してでもつくってほしいと願っています。
さて、私の就職塾2009もいよいよ今回が最終回。テーマとして、“内定後の悩みあれこれ”を選びました。全員がこの時期、内定後とは言い切れない辛さもありますが、それでもこれから先のことを見据えたお話をしたいと思います。
内定後の悩みについて
毎年寄せられる内容から、主な3つをご紹介しましょう。
- 内定者懇談会があるのですが、それに出てしまうと、もう他の企業に対する就職活動にはピリオドを打たなければならないのでしょうか?
- 内内定をもらいましたが、承諾書を書けと言われています。正直、まだ迷い続けており、今結論を出せと言われても無理です。承諾書を出したら、もう断ることは出来ないのでしょうか?その企業からは、「承諾書に印鑑を押したら断れないから」と念押しされています。
- 納得のいく就職活動が出来ませんでした。親に相談し、大学院への進学も考えています。教授にも相談したら、君のような学生こそ大学院へ行って本格的に勉強すべきと、むしろ勧められています。自分としては、このまま辛い就職活動を続けるより、社会人になることを後回しにしてしまおうかという気持ちにもなりかけています。この判断は間違っているのでしょうか。
まず(1)からお応えしましょう。内定者懇談会に参加をした後その企業を辞退することは、全く問題はありません。そうはいっても、誠実な学生であればこそ、迷っているのに、内定者懇談会に出ることなんて、それ自体が無理!!と思う気持ちは分かります。しかし、私は敢えて参加すべきだと申し上げます。迷っているからこそ参加をして、他の学生の顔ぶれや企業側の対応をしっかり見つめてきましょう。疑問に思ったことも失礼にならない程度で質問をし、たくさんの情報を得てきてほしいと考えています。現時点で内内定をもらったその企業のことをしっかり見極めることが、先に進むにしろ、振り出しに戻るにしろ、大切なキーワードだと思いませんか?その結果、その企業とはご縁がなかったと見極め辞退なさるときは、自分が就職先を決定した時点で、速やかに企業に連絡することを忘れずに。あなたを当てにしていた企業に迷惑をかけてしまうことになるからです。
(2)について。
承諾書を提出した後に辞退をしても、全く問題ありません。承諾書に法的拘束力は全くないからです。今、目の前に催促されている企業があるとしたら、承諾書を提出しても構わないと考えます。但し、(1)同様に、企業側に迷惑をかけることは確かです。企業はあなたを信用したわけですから。従って、承諾書を書いた後に、本当に入りたい企業とご縁ができ、自分で結論を出した時には、大至急、速やかに企業に断りの連絡をすることが大切です。電話でもいいし、手紙でもいいでしょう。直接出向いてでもお詫びをしたいという学生もいらっしゃいます。それでもいいでしょう。誠心誠意、ご縁をいただいたことへの感謝の気持ちを述べ、自分が期待に応えられないことの失礼を詫びることです。企業によっては、あからさまに不機嫌さを見せるところも時々あるようですが、甘んじて耐えるしかないでしょう。「申し訳ありません」という姿勢を忘れないように。
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