第11回
“あきらめないで”あなたの悩みを全て解決します
第一印象の重要性
メラビアンの法則をご存知でしょうか。第一印象の創出要因を明らかにした法則です。
これによると、
(1) 目から判断される要因 55%
(2) 耳から判断される要因 38%
(3) 言葉から判断される要因 7%
になります。面接に苦手意識を持っている学生のほとんどが、不必要に緊張すると言います。その理由の一つが、“志望動機をうまく話せるかどうか”ということですが、それはこの法則の中の(3)にあたる言葉になります。最終面接に行き着くまでには、当たり前ですが一次面接を突破しなければなりません。大手企業、人気企業になればなるほど、先にエントリーシートなどの書類選考があって、それを通過した人だけが面接にいくはずです。ということは、あなたの“言葉=志望動機”は書類選考を通過したのです。通過したということは、あなたはその企業から認められたということ。志望動機はOKだということなのです。だからこそ、企業はあなたに逢いたいと思い、面接にお招きします。あなたが本当にエントリーシートに書いているとおり、やる気のある学生か明るい学生か、などなどを、あなたに逢うことにより確かめようとしている、それが面接の場であるわけです。
だからこそ一次面接は、何をいうか(志望動機の内容そのもの)よりも目から見た印象が大切だということをしっかりと理解していただきたいと思います。具体的には、この連載の第10回で書いたように、面接室のマナーを徹底すること。プラス表情を豊かにすること=笑顔です。堂々とした姿勢でのぞみましょう。面接室への入退室の練習は、ご家庭で何度も何度もやってみること。そうやって、頭で理解するのではなく、体で覚えてしまいましょう。
しかしなぜ第一印象が大切か分かりますか?あなたの性格を否定しているのではなく、あなたの社会性を見ているからです。社会性とは、嫌な気分の時も嫌な人の前でも、笑顔でいられることだと思います。世の中の殆どの仕事はお客様相手の仕事であり、お客様と接しない内部の仕事だとしても、そこには社員との関わりがあります。そんな幅広い年齢層の人たちときちんとやっていけそうな学生を企業はまず選んでいるのです。学生気分のままなら、嬉しいときだけ笑うはずだし、好きな相手にだけ笑顔をみせることもあるでしょう。面接官がどんなに嫌いなタイプでも、たとえ圧迫面接をされても、相手を睨むような顔もしくは決して泣いたりしてはいけません。とにかく面接に行く日は、朝からしっかりと心と雰囲気に“社会性を見につける”ことを忘れないでください。これこそが、一次面接通過の最大のポイントです。
志望動機の詰めについて
一次や二次はなんとか通過するのですが、最終面接で落とされるという学生の方へ。こちらも私の連載第9回をまずはご覧ください。人によって感じ方はさまざまだと思います。しかし一番大切なことは、どんなに志望動機が優れていたとしても、あなたの話し方、伝え方によっては、相手に何も通じないだろうということを分かってください。だって、面接官には心=感情があるからです。お客様もそう。百貨店や銀行、病院や法律事務所だって、全てお客様あってのビジネスです。私たち社員や職員は、お客様に対し、基本的には「ありがとうございます」といいます。しかしそのマニュアル言葉だって、その社員もしくは職員の言い方が「ありがとうございます」って見えないときには、お客様はクレーム(不平・不満)を発することになります。クレームは、企業や病院、事務所にとっては大きな問題。だから企業は、クレームが発生しないように、さまざまな研修や試みをしているわけです。
面接官は、あなたの志望動機を聴きながら、大きく納得するときと、全く納得できないときがあるはずです。なぜならば、たとえば、あなたがこんな風に話したとしましょう:
「私は、常に前向きで実行力があります。(以下エピソードを話す)。ですから、御社の営業として、第一線で活躍することが出来ると自負しております」
しかしあなたの話し方、雰囲気から、前向きさと実行力がある学生だと認めてもらえない場合には、あなたがどんなに志望動機を熱く語っても、相手を説得することは出来ないでしょう。頭がよくて出来る学生ほど、理論的に相手を打ち負かそうとする人もいらっしやいますが、面接は戦いの場ではありません。相手を打ち負かすのではなく、相手と共感、共鳴をすることが大切です。このあたりを充分に理解してください。だからこそ、1.でお話した第一印象との兼ね合いが大切になってきます。
集団面接が苦手なあなたへ
前記した第一印象をまずは見直しましょう。姿だけでなく、声の大きさで隣の学生に負けていませんか?声が小さいだけで、消極的に見えてしまいます。
他の人が話しているとき、自分のことだけ考え込んでいませんか?時には、他の人が話す方を見たり余裕をもちましょう。
他の人よりも、お辞儀を丁寧にしましょう。ビジネスマナーの良し悪しは、他の学生との大きな違いを見せる最大で且つ一番簡単な方法です。私の連載第10回でもう一度復習してくださいね。
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