第9回
“面接対策その3”志望動機の伝え方とポイント

(1)社風が良い

なぜ社風が良いのでしょうか?そっちの方が答えになるのではないでしょうか。おそらく企業理念がいい、もしくは創業当時から築き上げてきた社長の信念が社員にいきわたっているなど、きっちりとした理由があるはずだからです。それならば、「社風がよい」よりも「企業理念」もしくは「採用コンセプト」に共感したと述べることが出来るのではないでしょうか。もちろん明確な具体例などを加えることを忘れずに。

(2)説明会での社員の雰囲気が良い

真実かもしれませんが、そもそも他の会社でも雰囲気の悪い社員を説明会に出すはずはありません。ですから、この(2)ほど志望動機としてはまったく通用しないと言えるのではないでしょうか。

(3)信頼されている企業だから

これは学生にとって本音だと思います。ご両親にとっても本音であるはずです。信頼されていない企業に入るのか、信頼されている企業に入るのかで、とりあえず安定(らしきもの)が大きく変わるはずだからです。さらに社員研修が充実していたら、あなたはそこで大きな成長を遂げることができるかもしれません。でもちょっと待って。あなたが本当にその企業、もしくはそこでの仕事が好きならば、たとえベンチャー企業であったとしても、これからあなたの力で信頼を築いていくという“貢献心”を持つことだって出来るのでは?ですから、信頼されているからという答えだけでは、自分本位の捉え方でしかないと私は考えています。

(4)国際的な視野をもった企業

グローバルな企業と述べる学生もいます。しかしそんな学生に限って、突っ込んで話を聴いてみると、その殆どが将来、海外で働きたいとおっしゃいます。大学時代に学んだ英語や中国語を活かしたいという気持ちは分かりますが、志望動機としての自己PR力は弱いと考えますが、いかがでしょうか。

上記に共通して言えることは、面接する側は、あなたとの面接をとおして、あなたの人間性を知るのみならず、企業に貢献できる人材であるかどうかを必死で見極めようとしていることです。企業があなたの夢をかなえてくれる、もしくはあなたの成長を助けてくれるという人頼みの考え方は捨てるべきだと思います。むしろ、その逆の発想を持つべき!あなたの夢をかなえるために、大好きなその企業に貢献する=プロ意識を持って積極的に仕事に打ち込んだ結果、気がついたらあなたは大きく成長しているはずなのです。これが企業ではなく、大学ならどうでしょうか。大学は、あなたが授業料を払い、学ばせてもらうところです。そして自分が成長する。企業のスタンスは違いますよ。あなたが頑張ってくれるから、あなたに給料を払うのです。これこそ、学生と社会人の大きな違いというもの。就職活動とは、(1)学生時代にあなたが何をしてきたか、何を考えてきたかを企業に自己PRすることにより、(2)企業がそんなあなたを見て、あなたの可能性を見出すことだと考えています。従って、前記(1)〜(4)に挙げたような志望動機では受け入れがたいということに早く気づいていただきたいと願っています。

Copyright© 2007 Univ. Coop withwe's. All Rights Reserved.
登録する