第8回
“面接対策その2”効果的な話し方のポイント

  さて、問題は2.論理的ではない話し方です。つまり、何を言いたいのかさっぱり分からない、趣旨がつかめないという話し方のことです。例えば:
面接官:「好きな果物は何ですか?」
学生:「私は青森県の出身で、小さい頃からりんご農場で育ってきて、収穫の時期には、家族の手伝いをしたり、自分の家でも商品には出来ないりんごをたくさん食べたりしていました。りんごにはいろんな種類があって、微妙に味も香りも違うからとても美味しくて、それに私は小さい頃から手伝っているので美味しいりんごを見分けるのが得意で。。。(突然考えこんで)えとー、すみません。質問は何でしたか?」という感じ。

 ここまでひどくはないとしても、これに近い学生はたくさんいらっしゃいます。どうすればいいと思いますか?答えは簡単です。次の順番を常に意識し、順番通り答えていけばいいからです:

(1)結論
(2)理由
(3)具体例
(4)結論

 この形を常にキープしてみませんか?そうすれば、さきほどの話し方はこうなります:
学生:「(1)ハイ。私の好きな果物はりんごです。(2)なぜならば、種類が豊富で色も香りも微妙に違い、大変美味しい果物だからです。(3)実は、私の実家は青森です。小さい頃から収穫の時期にはよく家族を手伝いました。そのせいか、店頭に並んでいるりんごを見ただけで、甘くて美味しいものをすぐに見分けることが出来るのが私の自慢です。(4)ですから、私はりんごが大好きです」

 分かりやすくするために、話の途中に番号をつけてみました。声に出して、この2つを読んでみてください。同じことなのに、こんなに違うことがお分かりいただけたはずです。こんな風に話していくと、途中で自分が何を話しているのか忘れることもきっと少なくなります。そして面接官にとっても、非常に分かりやすい話となり、あなたのことをしっかりと理解してくださるはずです。

 いかがでしたか?この時期の皆さんは、自己分析をやり直したり、あちこちの説明会への参加や、エントリーシートを書き始めたりして、大変な時期だと拝察しています。でも面接対策は、頭の中だけで理解するだけではちょっと難しいでしょう。だからこそ普段から意識をして自分の欠点や癖を変えていく努力をしないと、急に良くなることはできないと私は思います。日常の家族との会話、友人との会話、教授たちとの会話などの際に、この効果的な@〜Cまでの構成を使って話してみませんか?最初は難しいと思います。でもそのうちにきっと慣れてくるはず。ぜひ試してみてくださいね。

 寒い毎日。まずは風邪を引かないこと。不摂生をなるべくしないこと。そろそろ花粉が飛び始める時期でもあります。健康に対する対策と面接対策は両立出来るはず!どうぞ明るく頑張ってくださいね。

 それではまた。

坪田まり子

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