第6回 
“マメに礼状を書こう” ビジネス文書の書き方と出し方(3/3)

 最後に。学生からよくある質問に、こんなものがあります。
「メールで、セミナー日時などの問い合わせをしたら、企業から返事がきますよね。それに対しても礼状を書くべきでしょうか?」って。 あなたならどうしますか?

 私なら、再度返事を書くでしょうね。殆どの学生がこのような場合は、何もしないようです。確かにこちらからの問い合わせに対し、相手が答えてくれたのですから、これで双方向の関係はとりあえず完結しています。だから返事をさらに書くというのはおかしいとも言えるでしょう。でも先に申し上げたとおり、就職活動は、自分の力で企業様とのご縁を築いていくことです。殆どの学生がそのままにしているからこそ、私ならこんな風に書くでしょうね。もちろんこの場合はメールでOKです。
〜ご多忙のところ、折り返しのご回答ありがとうございました。ぜひ参加させていただく所存です。貴社の皆様のお話を伺えることを心から楽しみにしております。今後ともよろしくお願い申し上げます〜

 なかなかここまで出来る学生はいませんので、きっとあなたのことを企業は覚えていてくれるかもしれませんよ。

 それから細かいことをもう一つ。メールでも手紙でも、必ずあなたの住所と氏名を書いてくださいね。当たり前ですが、あなたのことをしっかりと覚えてもらうために必要なことですから。

 企業説明会や合同セミナーへの参加は、楽しいだけでなく、心身ともにヘトヘト疲れるものかもしれません。履き慣れない革靴にリクルートスーツで、あちらこちらを歩き回るだけでも大変なことでしょう。でもそれを苦と思わないことです。あなたたちはまだ若いし、疲れも一晩寝ると吹っ飛んでしまうでしょう。それに自分の将来、人生を賭けた最初で最大の岐路がこの就職活動です。活動すればするだけ、きっと新たな発見やいいこともあるはずですよ。そのいいことを形にするためにも、礼状を書いてみましょう。義理でもお世辞でもない、あなたの心からの感謝の声は、イベントばかりで疲れた企業担当者の心をも癒していけるはずです。そんな風にお互いを思いやりながら、よりよい出逢いをしたいものです。

 さすがに空気も乾燥しているし、風邪も流行ってきました。くれぐれも体調管理には気をつけてくださいね。電車の中では、マスクをするだけでも予防になるし、空気の乾燥から喉を守ることも出来ます。ご自分で工夫をして、楽しくて有意義な毎日をお過ごしください。

 それではまた。来月元気にお目にかかりましょう。

坪田まり子

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