第3回 “効果的な自己PR”の土台を組み立てよう(2/3)
工夫のためには、まず自分はどんな人間かを知る必要があります。自分で自分が分からなければ、自己PRすることは不可能でしょう。実際の面接ではこんな学生がいらっしゃいます。
面接官:あなたの長所は何ですか?
学生: (しばらく考えて)とくに、ありません
あなたが面接官ならどう考えますか?もう一つはこんなケースです:
面接官:あなたの長所は何ですか?
学生: 短所は、消極的なところです。人前に出ると(以後、具体的なエピソードがしばらく続く)。それから、長所は。。。友人が多いところでしょうか。。。(自信なさそうに、且つエピソード殆ど述べない)
これではダメです。せっかく面接官は、あなたに対し、“良いところ”を聞き出そうとしたのに、学生は良いところよりも悪いところを正直に話しすぎで、これでは自己PRとしての大失敗例となります。
ここで考えなければならないのは、例えば:
面接官:あなたの長所は何ですか?
学生: はい。明るく前向きなところです。
この回答です。もちろんこれならOKですが、しかしこれだけでは不充分です。あなたはそう応えた以上、自分の言葉でその立証をしなければならないからです。その内容が具体的であること、且つ信憑性があってはじめて、面接官はあなたという人物を理解することができます。
だからこそ私は、具体的なエピソードを探すことが、一番大事な土台になると考えています。注意すべきは、あなたの真実のエピソードであること!私は毎年恒例になった12月からスタートする自己PR特訓講座を持っていますが、その中でエントリーシートの添削をも受けています。残念ながら皆同じようなエピソードや言い回しばかりが目立ちます。留学のこと、アルバイトのこと、サークルで主将を務めていること、ボランティア活動のこと、など。どれもマニュアル本からそのまま抜き出したのではないかしらと思うこともしばしばあります。これではダメ!そんな学生に限って、「人に誇れるような自慢できるようなエピソードが何もないんです」というけれど、そんなはずはありません。この際、じっくりと自分自身のこれまでを棚卸さえすれば、きっと忘れていたあんなこと、こんなことを思い出せるはずですよ。それでは早速やってみましょう!
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