回は、集団討論試験の上位合格のために『根本的に大切なこと』をレクチャーします。これは意外と簡単なことですが、効果は非常に大きいです。
まずは、以下のクイズに挑戦してみてください。

今回の就活クイズ
『某広告会社の集団討論試験の議題は‘スーパーのレジ袋の有料化の是非’でした。
あなたなら、どんな意見を言いますか?』

■トップ合格者の意見構築法

意見を組み立てる上で、根本的に大切なことを述べます。
それは、『志望企業の視点(立場)で考える』ということです。

一般論では、他の受験者と差がつきません。志望企業に対する熱意も感じられません。
もっともっと踏み込んで、

  • 志望企業の社員だったら、どのような捉え方をするか(解決策を練るか)。
  • 志望企業の社員だったら、どのように会社のビジネスチャンスとするか。
  • 志望企業の社員だったら、どのように会社の利益に結びつけるか。

ここまで考え、意見を組み立ててこそ、高評価を得られます。

●合格者と不合格者の一番大きな違いは『意識』の部分です。

トップ合格者とは、学生意識ではなく、プロ意識(志望企業の社員意識)を持って議題を捉え、意見を組み立てている人です。

よって、合格(上位合格)のために重要なことは、(まず)意識改革です。
学生意識から、プロ意識に切り替えましょう!
意識が変われば、意見の組み立てが変わるだけではなく、集団討論への参加態度だって大きくかわります。

実例紹介

たとえば、この議題に関して、以下の5人の意見の評価を解説します。

Aさん: 有料化に賛成です。なぜなら、環境問題に配慮することが企業にとっても大切だからです。
Bさん: 賛成です。なぜなら、マイバッグを持参すればレジ袋は本来、不要だからです。
Cさん: 反対です。いちいちマイバッグを持参する人は少なく、効果はあまりないと思うからです。
Dさん: 反対です。なぜなら、買い物客と買い物量が減ってしまい経済的にマイナスだからです。
Eさん: 賛成です。そこで、マイバッグ持参キャンペーンの企画と広告宣伝文句を考えました。

●面接官の評価

5人の中で一番評価が高いのはEさんです。
Eさんの意見には、広告会社志望者としての意識の高さ、志望の強さが感じられます。そして、どんな企画と宣伝文句を考えたのか聞いてみたくなります。

しかし、その他の人は、よくある一般論を言っているだけで、当社(広告会社)に対する志望の強さは感じられません。そして、内容を深く聞いてみたくもなりません。

集団討論試験では、ほとんどの受験者の意見がテレビや雑誌で見たことがあるような一般論です。自分なりの視点で意見を構築している人も稀にいますが、高評価を得るには深みが足りません。

新聞を活用する『即効・集団討論対策』

意見には、志望企業の社員としての視点をしっかりと盛り込むことが重要です。

  • 銀行志望者は、銀行の社員の視点で意見を組み立てましょう!
  • メーカー志望者は、メーカーの社員の視点で意見を組み立てましょう!
  • 商社志望者は、商社の社員の視点で意見を組み立てましょう!
  • IT志望者は、ITの社員の視点で意見を組み立てましょう!
  • 百貨店志望者は、百貨店の視点で意見を組み立てましょう!

しかし、具体的にどのように意見を組み立てたらよいか判断がつかない人もいるかもしれません。
そこで、即効性のある対策をご紹介します。

●過去記事検索がとても役立つ

ぜひともお勧めしたいのは、新聞の過去記事検索です。

志望企業に関する『過去、1年分〜3年分くらいの記事』を検索して読んでおくと(コピーしてスクラップしておくとよい)、志望企業がどのような問題に、どのように取り組んでいるかを詳しく知ることができます。所要時間は2、3時間程度です。これを行うと、集団討論で与えられたテーマに対しても、どのような取り組み方をすればよいか判断する力が飛躍的に高まります。

新聞の過去記事検索は、図書館にある各新聞の縮刷版(書籍、CD-ROM)やインターネットの過去記事検索サービス(日経テレコン等)を活用すると簡単にできます。

この下準備をしっかりしておけば、自信を持って議論に参加することができます。

また、志望理由も深まるので、エントリーシート対策、面接対策にもなります。
わずかな時間でできることなので、ぜひ実行してみてください。

●プロ意識も養成できる! モチベーションも高まる!

なお、志望企業に関する過去記事を3年分もしっかり読み込むと社員としての考え方が身につくので、プロ意識の養成にも役立ちます。(※意識改革)

そして、就職活動に対するモチベーションも高まり、努力することが、とても楽しく感じられるようになりますよ。

劇的内定術、内定者はこう書いた!シリーズ著者/就職コンサルタント・心理カウンセラー:坂本直文

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