
面接官の集中力はどのくらい持つか。
それは、たったの15秒です。
面接官は、受験者が話し始めてから、15秒後には集中力が切れ、半集中状態になってしまいます。この状態になると受験者のしゃべっていることの半分しか頭に入りません。さらに30秒過ぎると上の空状態となり、1、2割しか頭に入りません。45秒過ぎると、もはや飽きてしまって、早く終わらないかな…と思いだします。60秒過ぎると、この受験者は話にまとまりがないぞ。時間の無駄遣いだ…とイライラ状態になります。
第1段階: 0秒〜15秒 集中状態
第2段階: 16秒〜30秒 半集中状態
第3段階: 31秒〜45秒 上の空状態
第4段階: 46秒〜60秒 飽き飽き状態
第5段階: 60秒〜 イライラ状態
面接官の集中力・心理状態を考えると、(面接官側から1分間とか3分間などと時間指定される場合以外は)、15秒程度、長くても30秒以内に簡潔にまとめてしゃべりましょう。
受験者は、受かりたい一心で、あれもこれも盛り込んで、しゃべりますが、それは、大変な逆効果なのです。面接官の評価が下がる原因を自分で作っていることになります。
不合格者の典型的な受け答え実例をご紹介します。
このように「私のアピールしたいことは3つあります」などと、並べ立てて言う受験者は非常に多いですが、とても危険です。話が長くなりすぎて、2つ目の話以降は、聞き飽きられてしまい、評価は下がります。
会話は言葉のキャッチボールと言われますが、まさにそのとおりです。
キャッチボールで投げるボールは一つです。けっして、一度に3つも4つも相手に投げることはありません。そんなに投げても相手はキャッチできないです。会話(面接の受け答え)も同じです。一度に3つも4つもアピールしても相手はしっかりキャッチ(理解)できません。一回の質問に対して、アピールすることは一つにしぼり、その一つをしっかりとキャッチ(理解)してもらえるように、わかりやすく伝えることが大切です。
質問一回につき、一つのアピールを10秒から15秒くらいで返答すれば、(一質問一アピール)。会話(言葉のキャッチボール)のテンポが非常に良くなります。そして、アピールできることも増えます。
では、内定者の典型的な受け答え実例をご紹介します。
不合格者の実例と比較すると、会話のテンポがとても良いです。
アピールすること(具体例)を小出しにして、面接官との会話を楽しみながら、進行させています。
最後に根本的に大切なことを強調しておきます。
それは『面接官との会話を楽しむ』ということです。
面接だからといって、特別なしゃべり方をするのではなく、面接官と『会話』をすればよいのです。つまり、『相手の言ったことに対して、10秒から15秒程度で返答する』。これはまさに普段の私達がやっている『会話』のあり方そのものです。
面接合格のために『根本的に大切なこと』は『面接官との会話を楽しむ』という姿勢。
これができると、面接官から、『この受験者と一緒に働きたいなぁ。仲間に迎え入れたい』と思われ、内定が出ます。
なぜなら、そもそも面接とは『仕事仲間探しの場』なのです。
しっかり自己分析・企業研究をして準備を整えたら、あとは、自然体で、面接官との会話を楽しみましょう!!
劇的内定術、内定者はこう書いた!シリーズ著者/就職コンサルタント・心理カウンセラー:坂本直文
