
一般的な企業の場合ですと、エントリーシート審査では採用予定人数の10倍程度の人数を通過させています。たとえば、採用予定人数100人の某企業は、エントリーシート提出者の5000人を(エントリーシート審査で)1000人に絞込んでいました。(ここから面接試験でさらに100人に絞り込む)。
なお、人気企業はエントリーシート審査の段階でかなりの人数を絞り込んでいます。某旅行会社は20分の1、某航空会社は15分の1にまで絞り込みをしていました。(※20000人→1000人。15000人→1000人)
なお、エントリーシートの通過順位(=合格順位)も大切です。たとえば、採用予定100人のところ、エントリーシート審査段階で1000人通過させている企業の場合ですと、エントリーシートの通過順位1000番だったら、面接で900人以上抜かないと採用予定100人の中には入れないです。エントリーシートは(ボーダーラインぎりぎりで通過するのではなく)上位レベルで通過することが大切です。
さて、私が主宰する就職内定塾受講生からの報告ですが、エントリーシートの評価が抜群に高かったことから、上の段階の面接に飛び級したり、電話がかかってきて社員との懇親会や質問会に招かれたというケースもありました。エントリーシートは最上位のレベルで通過すると、このように通常とは違う扱いになることもあります。
エントリーシートとはビジネス文書の一種です。一般的な受験者は、作文的にダラダラとした文章で書いていますが、これでは評価は低くなってしまいます。(学校の国語の先生ではなく)企業のビジネスマンに提出するわけですから、ビジネス文書のような書き方をすることを心がけましょう。
以下、ビジネス文書スタイルのエントリシートの書き方を説明します。
見出しや目立たせたい言葉は、太め、大きめの字にしたり、アンダーラインを引く。
ただし、強調箇所は必要最小限にしないと目にうるさくなって、印象が悪くなるので要注意。
記入欄が広いなど記述量が多くなる場合には、内容ごとにいくつかのブロックに分け、小見出しをつけ、記号や番号を振る。
文章書きにはしっかり書いていると感じてもらえる長所が。箇条書きには内容を一目で掴んでもらえる長所がある。両方の長所を生かした書き方をする。文章書きを基本ベースに要点を箇条書きで盛り込む形式が好印象。
記述内容は具体的に。自分自身の経験や実績を書くことが大切。「行動力があります」ではなく、「○○に挑戦し、○○の成果をあげました」などと書こう。
■たこやき売上県内1位(売上アップのアイディアマン)
私は、チェーン店のたこやき屋でアルバイトをしていました。最初は、順位の低い店だったのですが、様々な工夫を提案し、上位クラスの店に改革しました。
・工夫例(1) 店周辺の住宅にチラシをポスティング
・工夫例(2) バイト個人別の売上表を作って、競争心をあおる
・工夫例(3) 客寄せの声出しを全員でする
→売上目標達成率・県内1位になりました。御社でも売上アップのため頑張ります。
内定者の実例を見てどう思われましたか。ビジネス文書スタイルのポイントは、要旨が端的にわかる「具体的な見出し」をつけ、内容説明を文章書きと箇条書きで見やすくまとめることです。すると、面接でも自分に対して質問をしてもらいやすくなり、(どんなチラシを作ったの?とか、どのくらいポスティングしたの?など)。エントリーシート審査のみならず、面接でも有利になります。
劇的内定術、内定者はこう書いた!シリーズ著者/就職コンサルタント・心理カウンセラー:坂本直文
